ニューヨーク観光のハイライトである「自由の女神」。外から眺めるだけでなく、像の内部に入れる特別な体験ができることをご存じですか?
本記事では、チケットの違いによる見学可能エリアの比較から、実際に王冠まで登るための詳細な流れ、さらにはリバティ島内の博物館・トイレ・ロッカーなどの施設情報まで、初めて訪れる旅行者にも分かりやすく徹底解説します。
これを読めば、迷うことなく自由の女神観光を満喫できます。
ニューヨークの象徴「自由の女神(Statue of Liberty)」。 多くの観光客がその存在感に圧倒されるこのモニュメントですが、実は女神像の中に入れることをご存じですか?
この記事では、リバティ島の観光で体験できる自由の女神像内部の様子をはじめ、チケットの種類による見学範囲の違い、博物館や施設情報、注意点などをまとめた完全ガイドをお届けします。
🎟️ 自由の女神のチケットは3種類!内部に入れるのは一部のみ
自由の女神を訪れるには以下の3種類のチケットから選びます。
- クラウン・リザーブ(Crown Reserve Ticket)
- 女神像の最上部「王冠」まで登れる
- 台座・資料館・博物館もすべて含む
- ペデスタル・リザーブ(Pedestal Reserve Ticket)
- 台座内部と資料館まで入場可能
- 王冠へは行けない
- リザーブ・チケット(Reserve Ticket)
- リバティ島に上陸し、女神像の外観見学・博物館への入場が可能
🔐 セキュリティチェックと荷物制限に注意!
フェリー搭乗前に1回目のセキュリティチェックがありますが、自由の女神像の台座や王冠に入る際に、もう一度厳しいチェックがあります。
また、大きな手荷物やリュックサックは持ち込み不可で、入り口付近にある25セントコインロッカーに預ける必要があります。
🚫 持ち込み禁止の主な荷物
- バックパック(サイズ問わず)
- スーツケースやボストンバッグ
- 飲食物(ペットボトルは場合により不可)
- 三脚・セルカ棒など一部の撮影機材
🧳 ロッカー利用の注意点
- コインロッカーは開けると25セントが返却される仕組み(実質無料)
- 両替機は設置されていますが、壊れていることがあり、使えるかどうかは運次第
- 小銭(クォーターコイン)を事前に持参するのが安心です
- ロッカーの数には限りがあり、混雑時は空き待ちになる可能性もあります
※貴重品は自己責任で保管を。カメラや財布、スマホなど最小限の手荷物だけを持って内部に入りましょう。
🏛️ 台座内部の資料館と女神像内部の様子

台座内は暗めの雰囲気の資料館になっており、自由の女神の歴史や建造過程、象徴としての意味などが英語で展示されています。
英語が分からなくても、模型や映像からその壮大さと歴史を感じられます。
資料館を抜けると、内部の螺旋階段に通じる入口が現れます。 ここから、王冠チケット所持者だけが進める自由の女神像の内部空間へ入ることができます。
👣 クラウンリザーブでしか行けない「女神の頭部」への道のり

クラウン(王冠)までの階段数は台座から計約162段あります。これは建物の11階相当で、通常の階段よりもかなり狭く傾斜もきついため、体力に自信がない方は事前に覚悟しておくとよいでしょう。
螺旋階段の入口付近で、係員がクラウンリザーブのリストバンドを確認し、ここでちぎって回収します。 つまり、リストバンドは記念として持ち帰れません。
ここからが本番。内部の階段は
- 段数が多い
- 階段幅が非常に狭い
- 螺旋構造で足元の感覚がつかみにくい
という難所です。特に体格の大きな外国人観光客は肩や腕が壁に当たるほど狭く、体をひねりながら昇り降りしていました。
階段の途中には小さな休憩スペースが数か所設けられており、息を整えながら進むことができます。
そしてようやくたどり着くのが、王冠(クラウン)内部の展望エリアです。
👑 王冠からの景色と内部の雰囲気

王冠の内部は狭い空間ですが、小さな窓があり外の景色を眺めることができます。

肝心の眺めですが、自由の女神はマンハッタンの方を向いているわけではないので、正直なところ、王冠内部からの眺めはそこまで良くないですね。特に印象的ではありません。
常駐する係員が2人おり、
- 見える景色の説明
- 写真撮影の補助 などもしてくれます。
中でも印象的だったのが、自由の女神が左手に持っている本(独立宣言日付が刻まれたタブレット)の内側が見える窓があり、それを係員が丁寧に案内してくれました。
※風が強い日には、女神像自体がわずかに揺れている感覚もあり、構造物としてのスケールを体感できます。

階段を下るときはさらに注意が必要です。螺旋階段を見下ろしながら降りるため、目が回るような感覚になります。特に疲労がたまっていると転倒リスクもあるため、ゆっくりと慎重に下りましょう。
🖼️ Statue of Liberty Museumは無料&超きれい!

リバティ島には2020年に新設されたStatue of Liberty Museumがあります。これはどのチケットでも無料で入れる施設です。
- 館内はとても新しく、清潔感があり、冷暖房完備
- トイレも非常にきれいで、フェリー内で我慢するよりここで済ませるのが断然おすすめ
- 大型模型や映像展示があり、視覚的に楽しめる

特にユニークだったのが、自分の写真を撮影し、それが館内の大画面に表示されるというインタラクティブな体験コンテンツ。
📝 まとめ:リバティ島観光を120%楽しむために

- チケットは事前にクラウン・台座・リザーブから選択を
- 荷物制限・セキュリティチェックは島内にもあるので要注意
- コインロッカーは25セント返却式。小銭の準備を!
- 女神内部は想像以上に狭く、体力も必要。階段は慎重に
- ミュージアムは無料・設備も充実。観光の最後に立ち寄るのがおすすめ
歴史と迫力を体感できる自由の女神像。その内部構造を登ることでしか味わえない感動が、あなたを待っています。
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