ニューヨークを訪れるなら、やっぱり外せないのがタイムズスクエア。巨大なネオンサインに照らされ、世界中の旅行者が集まるこの場所は、まさに「眠らない街」を象徴する観光スポットです。昼間は人々の活気に圧倒され、夜には圧巻のイルミネーションが広場全体を包み込みます。ブロードウェイの劇場街やフォトジェニックな赤い階段、ショッピングやグルメまで、タイムズスクエアの見どころと魅力は尽きることがありません。本記事では、初めての旅行者にもリピーターにも役立つ、観光の楽しみ方を徹底解説していきます。
タイムズスクエアとは?基本情報と歴史
ニューヨークの象徴ともいえるタイムズスクエアは、マンハッタンのブロードウェイと7番街が交わる一帯を指します。現在では「世界の交差点」と呼ばれるほど有名ですが、その歴史は意外と古く、1904年にさかのぼります。当時、この場所は「ロングエーカー・スクエア」と呼ばれていましたが、ニューヨーク・タイムズ紙が本社を移転したことをきっかけに「タイムズスクエア」と改称されました。
街のシンボルとなったのは、巨大なネオンサインと電飾広告。20世紀初頭から大規模な屋外広告が次々に設置され、夜でも昼のように明るい「光の街」として世界的に知られるようになりました。現在では超高精細LEDビジョンが立ち並び、その光景を一目見ようと、昼夜を問わず多くの観光客が訪れます。
さらに、タイムズスクエアを語るうえで欠かせないのが大晦日のカウントダウンイベントです。毎年12月31日深夜、巨大なクリスタルボールがゆっくりと落下する「ボールドロップ」は世界中で中継され、数百万人が現地やテレビで新年を祝います。この伝統は1907年から続いており、今もなおニューヨーク観光の大きな魅力のひとつです。
こうした歴史と文化が折り重なったタイムズスクエアは、ただの観光名所にとどまらず、ニューヨークそのものを象徴する存在として愛され続けています。
タイムズスクエア観光の魅力

タイムズスクエアが世界中の旅行者を惹きつける理由は、その圧倒的なスケール感と、昼夜を問わず感じられる活気にあります。高層ビルを覆う巨大なLEDビジョンやカラフルなネオンサインは、一歩足を踏み入れただけで「ニューヨークに来た」という実感を与えてくれます。観光客にとって、ここで写真を撮ること自体が旅のハイライトになるほどの迫力です。
昼間のタイムズスクエアは、観光客や地元の人々でごった返し、街全体が活気に満ちています。ストリートパフォーマーやコスチュームキャラクターが登場し、歩くだけでもエンターテインメント気分を味わえるのが魅力です。
一方、夜になると雰囲気は一変。ネオンサインが街をまぶしく照らし、まるで巨大なテーマパークに迷い込んだかのような幻想的な空間に変わります。特に夕方から夜にかけては、観光客にとって絶好の撮影タイム。昼と夜、まったく異なる顔を見せるのもタイムズスクエア観光の大きな魅力といえるでしょう。
さらに、ここは世界中から訪れる人々が交差する「人間交差点」でもあります。多様な文化や価値観が入り混じり、ただ歩いているだけで国際的な雰囲気を体感できるのも他にはない魅力。ニューヨーク観光でタイムズスクエアを訪れることは、単なる景色を楽しむだけでなく、都市のエネルギーそのものを肌で感じる体験になるのです。
タイムズスクエアの定番の見どころ

巨大スクリーンとネオンサイン
タイムズスクエアの代名詞といえば、街を埋め尽くすようにそびえ立つ巨大スクリーンとネオンサインです。最新のLEDビジョンが昼夜問わず映像を流し続け、まるで映画のセットに入り込んだかのような非日常感を味わえます。観光客の多くがこの光景を背景に写真を撮影し、SNSに投稿するのも定番。特に夜は一層まぶしく輝き、ニューヨークらしいエネルギッシュな景観を堪能できます。
ブロードウェイの劇場街
タイムズスクエアのすぐそばには、世界的に有名なブロードウェイの劇場街が広がっています。ミュージカルや演劇の本場で、本格的な舞台を体験できるのはここならではの魅力。人気作品は事前予約が必要ですが、当日券を販売する「TKTSブース(赤い階段の下)」を利用すれば、割引価格で観劇できるチャンスもあります。観光と合わせて、本場のエンターテインメントを楽しむのもおすすめです。
赤い階段(Duffy Square)
タイムズスクエアの象徴的存在といえるのが、赤いガラス製の階段。正式名称は「ダフィー・スクエア」で、観光客が休憩したり記念撮影したりする人気スポットです。階段の上からは広場全体を見渡せ、特に夜の眺めは圧巻。ニューヨーク旅行の思い出に残るベストフォトスポットといえるでしょう。
ショッピングと飲食店
タイムズスクエアには、大型の旗艦店や観光客向けのショップが集まっています。カラフルなチョコレートで人気の「M&M’s World」、子どもから大人まで楽しめる「Disney Store」、ロック好きには外せない「Hard Rock Cafe」など、エンタメ性の高い店舗が目白押し。観光の合間にショッピングや食事を楽しめるのも、タイムズスクエアの魅力です。
イベント&カウントダウン
タイムズスクエアを語るうえで欠かせないのが、年末のカウントダウンイベント。毎年12月31日夜には「ボールドロップ」が行われ、新年を祝う瞬間を世界中の人々と分かち合えます。このほか、季節ごとにイベントやプロモーションが展開され、いつ訪れても何かしらの催しに出会えるのも魅力のひとつです。
タイムズスクエアで注目したい看板

コカ・コーラの立体看板
タイムズスクエアの象徴的な存在が、波打つように動く立体的なLEDパネルを使ったコカ・コーラの看板。古くから続く伝統の広告でありながら、最新技術を取り入れて進化し続けています。写真や動画に収めると、その迫力が一層伝わります。
NASDAQタワーのスクリーン
タイムズスクエアの中でもひときわ目を引くのが、ブロードウェイと43丁目にそびえるNASDAQタワーの縦長スクリーンです。金融マーケットの象徴的存在として知られ、最新の企業広告やイベント告知が流れることも多く、迫力満点。夜に光り輝く姿は、まさにニューヨークらしい景観の一部です。
One Times Squareとボールドロップ
大晦日のカウントダウンで有名なOne Times Squareのビルは必見。ここから毎年「クリスタルボール」が落下し、新年を告げる映像が世界中に生中継されます。普段は巨大なデジタル広告や年号の数字が掲げられており、観光客にとって「ここがあの場所!」と実感できるスポットです。
ディズニーのカラフルスクリーン
ディズニーストア前にある大型スクリーンには、映画の新作映像や人気キャラクターが登場します。特にファミリーや子ども連れに人気のフォトスポットで、観光客の笑顔が絶えないエリアです。
ブロードウェイ作品の広告
タイムズスクエアはブロードウェイ劇場街の玄関口でもあるため、「ライオンキング」「アラジン」など人気ミュージカルの大型広告が街を彩ります。観光に訪れると、まるでニューヨーク全体がエンターテインメントの舞台になっているような気分を味わえるでしょう。
赤い階段がある方が「本物のタイムズスクエア」

タイムズスクエアは、ブロードウェイと7番街が交差する広場を中心に広がるエリア全体を指します。そのため、南北どちらを見ても高層ビルに巨大なディスプレイ広告が並んでおり、初めて訪れる人には境界がわかりにくいのが特徴です。
観光客がよく「ここが本物のタイムズスクエアなのかな?」と迷うのは、まさにこの点。実際には「赤い階段(ダフィー・スクエア)」がある側が、タイムズスクエアの象徴的な中心地とされています。階段の下にはTKTSブースがあり、割引チケットを求める人の行列ができることでも知られています。

つまり、ディスプレイに囲まれた両サイドはどちらもタイムズスクエアの一部ですが、観光ガイドや旅行者が「本物のタイムズスクエア」として写真を撮るのは、赤い階段がある広場側。そこに立てば、目の前に広がるネオン、背後に階段、そして周囲を歩く人々の熱気とともに、まさに“世界の交差点”を実感できます。
観光を楽しむための実用情報
アクセス方法

タイムズスクエアへ行くには地下鉄の利用が便利です。最寄り駅は「Times Sq–42nd Street」で、1・2・3・7・N・Q・R・S・W線など主要な路線が集中しているため、マンハッタン内はもちろんブルックリンやクイーンズ方面からもアクセスしやすい立地です。徒歩であれば、タイムズスクエア自体がブロードウェイ沿いに広がっているため、観光の合間に気軽に立ち寄れます。
治安と注意点
タイムズスクエアは観光地として整備が進み、警察官のパトロールも多いため、昼夜を問わず比較的安全に観光できます。ただし、観光客が多い分、スリや置き引きなどには注意が必要です。特に人混みの中ではバッグを前に抱えるなどの対策をしましょう。
もうひとつ気をつけたいのが、着ぐるみやキャラクターの衣装を着た人々との写真撮影です。一見フレンドリーに見えても、撮影後に高額なチップを要求されるケースがあるため、むやみに応じないのが無難です。もし記念に撮影したい場合は、事前に料金を確認してからにしましょう。
ベストな訪問時間
昼間は街全体の活気を体感できますが、夜のネオンに包まれたタイムズスクエアは格別です。
特に夕暮れから夜にかけては、日中の賑やかさと夜の幻想的な光景を一度に楽しめるため、観光におすすめの時間帯です。
周辺のおすすめホテル
タイムズスクエア周辺には、観光客向けのホテルが数多く集まっています。
アクセス重視なら「Marriott Marquis」や「Hilton Times Square」、コストを抑えたいなら少し離れたミッドタウンのホテルも選択肢に入ります。夜遅くまで観光を楽しみたい場合は、徒歩圏内に宿泊すると安心です。
タイムズスクエア観光をもっと楽しむコツ
写真撮影のおすすめ時間帯
タイムズスクエアは、昼と夜でまったく違う表情を見せるのが特徴です。昼間は人の活気が前面に出て、街の熱気そのものを感じられます。一方、夕方から夜にかけては、ネオンサインが輝きを増し、映画のワンシーンのような雰囲気に包まれます。特に「ブルーアワー」と呼ばれる日没直後は、空の青さと看板の光が絶妙に調和し、SNS映えする写真が撮れるベストタイムです。
効率よく観光するルート
短時間でタイムズスクエアを満喫したいなら、ルートを意識すると効率的です。まずは赤い階段に上がって全体を見渡し、次にブロードウェイ周辺で劇場やショップを散策。その後、M&M’s WorldやDisney Storeでショッピングを楽しみ、最後にHard Rock Cafeなどで食事をする流れがスムーズです。歩きやすい靴を選び、余裕を持って回るのがおすすめ。
周辺観光スポットとの組み合わせ
タイムズスクエア観光とセットで楽しみたいのが、徒歩圏内にある周辺スポットです。冬はスケートリンクが人気のブライアントパーク、ニューヨークの夜景が堪能できるロックフェラーセンター(Top of the Rock)、そして五番街のショッピングエリアなど、観光ルートに自然に組み込める見どころが揃っています。タイムズスクエアを中心に1日プランを立てれば、効率よくニューヨーク観光を楽しめます。
まとめ
ニューヨーク観光で外せないスポットといえば、やはりタイムズスクエアです。巨大スクリーンが放つ光の洪水、ブロードウェイの劇場街、フォトジェニックな赤い階段、個性的なショップやレストランなど、訪れる人を飽きさせない見どころがぎっしり詰まっています。
昼間は人々の熱気に包まれ、夜はネオンに照らされた幻想的な雰囲気を堪能できるのも、この街ならではの魅力です。さらに、年末のカウントダウンやシーズンイベントなど、世界中の人と一緒に盛り上がれる特別な体験も待っています。
初めての旅行者はもちろん、リピーターにとっても毎回新しい発見があるのがタイムズスクエア観光の面白さ。ニューヨークの活気を象徴する場所であり、訪れるだけで「この街に来た!」という実感を得られるはずです。次回のニューヨーク旅行では、ぜひタイムズスクエアの多彩な魅力を心ゆくまで楽しんでください。
フランスパリドットコム 