ブルックリンブリッジを渡りきると、その先にはレンガ造りの建物と石畳の街並みが広がるブルックリンの人気エリア「ダンボ(DUMBO)」があります。映画やドラマにも登場するフォトジェニックな街で、特に有名なのが マンハッタンブリッジの橋桁の間にエンパイア・ステート・ビルが収まる絶景スポット。SNSでも大人気の撮影ポイントです。
実際に歩いてみると、ブルックリンブリッジからダンボまではわずか徒歩5〜10分ほど。一本道なので迷いにくく、観光の流れにも組み込みやすいのが魅力です。さらに周辺にはおしゃれなカフェやベーカリー、倉庫をリノベーションしたショッピングスポットも点在。散策しながら写真を撮ったり、コーヒー片手に一息ついたりと、ニューヨークらしい雰囲気をじっくり楽しめます。
この記事では、ブルックリン橋からダンボへの行き方、見どころを、写真とともにわかりやすくご紹介します。
ブルックリン橋からダンボへの行き方
ブルックリンブリッジの歩行者道路を歩いて進むと、分かれ道が出てきます。

ここを左に行きましょう。こちらの通路はどんどんと下り坂になっており、進んでいくとダンボ方面へと通じる道路に出ます。
この左側の通路を進むとやがて歩行者専用の階段があり、降りて車道に出ます。
その道路はダンボへと通じる「ワシントン・ストリート」ということになります。
そこから左に曲がり、まっすぐ進むのが基本ルートです。

左を向くと、遠くにブルーグレーのブルックリン・ブリッジの大きな橋の上部分が見えてきますので、そちらへ向かって歩きましょう。
ほどなくして赤レンガ造りの建物や石畳の道が現れ、街の雰囲気がガラリと変わります。
道なりに進むと正面に大きなマンハッタンブリッジが姿を現し、その先が「ダンボ(DUMBO)」エリアの中心です。一本道なので迷いにくく、初めての旅行者でも安心してアクセスできます。
徒歩でかかる時間とアクセスのポイント
ブルックリンブリッジからダンボまでは、徒歩でわずか 5〜10分ほど。
観光客が多い時間帯でも移動はスムーズです。
ブルックリンブリッジを渡る30〜40分の散策に続いて、そのまま自然に立ち寄れるのも魅力。
地下鉄でアクセスする場合は、York Street駅(Fライン)やHigh Street駅(A・Cライン)も近く、観光プランに組み込みやすい立地です。
撮影ポイント
ワシントン・ストリートからのマンハッタンブリッジ+エンパイアステートの構図

マンハッタンブリッジの方へ歩いて行くと、観光ガイドで見たようなレンガ造りのビルに挟まれた橋の姿。
それだけでもお腹いっぱいな気分になれますが、もっと近づいてみましょう。
真のダンボの撮影スポットとなるのは、ワシントン・ストリートとウォーター・ストリートの交差点。
ここから見ると、マンハッタンブリッジの橋桁の間にエンパイアステートビルがぴったり収まります。
偶然なのか計算なのかと思うほど完璧な構図で、SNSやガイドブックで必ず紹介される撮影スポット。
日中は人が多く、さらに普通に道路は車が通りますので、結構周りを見ながら、人や車を避けながら撮影するようになりますので、うまく記念撮影するには根気強さが必要かもしれません。
ダンボ観光で外せないスポット
ブルックリンブリッジパークとリバーサイドの眺望

ワシントン・ストリートから数分歩けば、ブルックリンブリッジパークに到着。
イーストリバー沿いの広い遊歩道からは、ブルックリンブリッジとマンハッタンブリッジを同時に望む贅沢な眺めが楽しめます。夕方になると、川面に映る光とマンハッタンの摩天楼が一体となり、絶好の夕景スポットに。ベンチや芝生エリアでひと休みしながら、都会のスカイラインをじっくり堪能するのもおすすめです。
レンガ倉庫街と石畳の街並みを歩く
ダンボの魅力は、写真映えする橋の風景だけではありません。
街中に残るレンガ造りの倉庫群や石畳の道路は、ブルックリンが港湾エリアとして栄えた19世紀の雰囲気を今に伝えています。
リノベーションされた倉庫にはカフェやギャラリー、ショップが入り、歴史と現代のセンスが融合した独特の空気感に包まれています。散策するだけでも映画のセットの中を歩いているようで、歩けば歩くほど写真に残したくなる風景が広がります。
Time Out Market New York

ブルックリン・ダンボの中心にある複合施設「Empire Stores」の中に位置するのが、Time Out Market New York(タイムアウト・マーケット・ニューヨーク)。2019年にオープンしたフードマーケットで、約20軒の飲食店と3つのバー、さらにルーフトップテラスを備えた大型のグルメスポットです。
雰囲気と魅力
中はフードコートのような形式になっており、各店舗で注文した料理を共用スペースで自由に楽しむスタイル。ベーグルやピザ、スイーツ、アジアン料理などジャンルが幅広く、「ニューヨークの食文化を一度に味わえる場所」として人気を集めています。建物自体は19世紀の倉庫をリノベーションしたもので、レンガ造りの外観とモダンな内装のコントラストが特徴的です。
混雑のタイミング
注意点として、ランチタイムの時間帯はとても混み合うため、空いた席を探すのが一苦労。特に休日や観光シーズンはフードを手にしても座る場所が見つからず、立ち食いや外に持ち出す人もいるほどです。
ビュースポットとしての魅力
食事の後は、ぜひ屋上のルーフトップテラスへ。イーストリバー越しにブルックリンブリッジやマンハッタンの摩天楼を一望でき、食事と絶景の両方を楽しめるのも Time Out Market の魅力です。
まとめ

ブルックリンブリッジから徒歩わずか10分ほどで訪れられるダンボは、ニューヨーク観光でぜひ組み込みたいエリアです。
マンハッタンブリッジ越しのエンパイアステートビルや、川沿いから望む摩天楼、レンガ倉庫の街並みなど、歩くだけでフォトジェニックな景色に出会えます。
さらに、おしゃれなカフェやレストラン、Time Out Market での食事も楽しめるので、観光とグルメを一度に満喫できるのも大きな魅力。ブルックリンブリッジを渡ったあとの余韻をそのままに、ニューヨークらしい街歩きが体験できるダンボで、ぜひ自分だけの一枚や思い出を残してみてください。