ニューヨークで大人気のオーガニックスーパー「Whole Foods Market(ホールフーズ)」。中でも、旅行者にも地元民にも支持されているのが、自分で好きなおかずを選べるホットバー(HOT BAR)・サラダバーです。我々はコロンバスサークルのホールフーズで購入しました。
色とりどりのデリが並び、「ラージボックス $13.99」の表示を見た筆者は、「これは詰め放題に違いない!」と勘違い。ラージサイズの容器にたっぷりと詰めてレジに向かいました。しかし…そこで待っていたのは、お会計 $37.49(日本円で約5,500円 ※1ドル=147円換算)という衝撃の請求!
実は、ホールフーズのホットバーは詰め放題ではなく“量り売り”方式だったのです。今回は、旅行者が見落としがちなこのシステムの仕組みと、実際に体験して感じたことを詳しくご紹介します。
ホールフーズのホットバーとは?

Whole Foods Marketのホットバーは、温かい総菜を自由に選んでテイクアウトできる人気コーナー。チキンやロースト野菜、マカロニ&チーズ、パスタ、カレーなど、ジャンルも豊富で、ベジタリアンやビーガンメニューも充実しています。
容器(スモール・ミディアム・ラージ)を手に取り、自分で好きなだけ盛り付けられるスタイルで、ニューヨーク滞在中のランチや夕食、ちょっとした軽食にぴったりです。
「ラージボックス $13.99」は詰め放題じゃなかった!

ホットバーには「LARGE BOX $13.99」などと書かれたシールや看板があります。これを見て「このボックスに詰めれば13.99ドルなのか」と考えてしまう方も多いでしょう。
しかし実際はこの価格は「1ポンド(約450g)あたり $13.99」の量り売り価格を指しています。つまり、1ポンドを超えて詰めれば、その分どんどん価格が加算されていくのです。
日本人には馴染みのない「1ポンド」という単位
この勘違いが起きやすい最大の理由は、「1ポンド」というアメリカ独自の重さの単位にあります。1ポンド=約450グラム。日本ではグラムやキログラム表記が一般的なので、ポンドでの表示にピンとこない方も多いはずです。
筆者もそのひとり。「ラージボックス $13.99」と見て、「これはボックス単位の価格だろう」と早合点。実際には、容器に約1.1kg以上を詰めてしまっており、その結果が $37.49 という高額会計でした。
高い?安い?1キロ越えのホットミールの実際

確かに、5,500円近い金額は一見すると高く感じます。しかしながら、詰めたボックスの中身は1キロ超えの大容量。
内容も、ローストチキン、マカロニ、野菜のグリル、フライドポテト、お米、ひよこ豆やレタスなど生野菜、さらに、ブルベリーやレーズンなどのフルーツなど栄養バランスの取れたボリュームたっぷりの構成。
夕飯として購入しましたが、2人でも結局は全て食べきれず、朝に持ち越し。
結果的には2人分の夕食+翌朝の朝食として十分な量でした。
ニューヨークでは外食1回で1人20〜30ドルかかることも珍しくありません。そう考えると、1食あたり約1,800〜2,700円(1人あたり)の計算で、内容と満足度を加味すれば「悪くないかも」と感じたのも正直なところです。
ホールフーズのホットバーを上手に活用するコツ
✅ 詰めすぎ防止のポイント
- 電子スケールを使おう:ホットバー付近に設置されている量りで重さと金額を事前確認!
- 軽い食材を中心に選ぶ:葉物野菜やパスタは軽く、肉類や揚げ物は重くなりがち。
- ボリュームを考えて分けて詰める:少量ずつ様子を見ながら詰めていくのがおすすめ。
まとめ|ホールフーズのホットバーは旅行中の“食”に便利、でも油断は禁物!
ホールフーズのホットバーは、手軽で美味しく、観光の合間にも立ち寄りやすい優秀な食のスポットです。ただし、「詰め放題」と思ってラージボックスにたっぷり詰めると、量り売りで想定以上の価格になってしまう点には注意が必要。
日本人には馴染みの薄い「1ポンド=約450g」という単位が落とし穴。たっぷり詰めたつもりが1キロ超えで$37.49(約5,500円)という体験も、2人でシェアして2食分なら納得感もありました。
ハンバーガーやピザなど、アメリカっぽい食事は野菜が不足しがち。野菜が大量にとれるというのはこのホットバー、サラダバーのメリット。旅行中の食事を少しでもヘルシーに、そして柔軟に楽しみたい方にはホールフーズのホットバーはおすすめ。うまく活用して、ニューヨークグルメを賢く味わいましょう!
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