ニューヨークのジョン・F・ケネディ国際空港(JFK)からマンハッタンへの移動には、エアトレイン(AirTrain)とロングアイランド鉄道(LIRR)または地下鉄を組み合わせた電車ルートが便利で経済的です。
エアトレインは24時間運行しており、空港内の各ターミナルとジャマイカ駅(Jamaica Station)やハワードビーチ駅(Howard Beach Station)を結んでいます。
ジャマイカ駅ではLIRRや地下鉄E線、J線、Z線に、ハワードビーチ駅では地下鉄A線に乗り換えることができます。
エアトレインの運賃は$8.50で、OMNYやMetroCardで支払います。
LIRRを利用する場合、所要時間は約35分、運賃は時間帯によって異なり、ピーク時は約$7.00、オフピーク時は約$5.00です。地下鉄を利用する場合、所要時間は約60〜75分、運賃は$2.90です。
旅行の目的や予算、時間に応じて、最適なルートを選択しましょう。
まずは空港から出てエアトレイン

エアトレイン(AirTrain)は、ニューヨークのJFK空港と市内交通を結ぶ便利な交通手段です。24時間運行しており、空港内の各ターミナルを巡回する「ターミナルループ」のほか、ジャマイカ駅(Jamaica Station)およびハワードビーチ駅(Howard Beach Station)への2つの路線があります。

ジャマイカ駅では、ロングアイランド鉄道(LIRR)や地下鉄E線、J線、Z線に接続しており、ハワードビーチ駅では地下鉄A線に接続しています。これにより、マンハッタンを含むニューヨーク市内各地へのアクセスが可能です。
エアトレインの運賃は、ジャマイカ駅またはハワードビーチ駅での乗降時に$8.50がかかります。
降車時なので注意です。
空港からは何もゲート無く、エアトレインのホームに着きます。
ジャマイカ駅でゲートがあり、タッチ決済などでピッとしてから外に出れます。
支払いは、非接触型決済システム「OMNY」やMetroCardで行えます。OMNYは、クレジットカードやスマートフォン(Apple Pay、Google Payなど)を使用して、改札機にタッチするだけで支払いが完了する便利なシステムです。
ジャマイカ改札近くのトイレで休憩しとく
ジャマイカ駅のエアトレインのゲートを出るとすぐ左手にトイレがあります。
入国審査後に空港でトイレが見つからず行きそびれた、ちょっと緊張している方は行っても位かもしれませんね。
ルート1:エアトレイン+LIRR(ロングアイランド鉄道)

JFK空港からマンハッタンへの移動には、エアトレイン(AirTrain)とロングアイランド鉄道(LIRR)を組み合わせたルートが、速さと快適さを兼ね備えた選択肢です。まず、空港内の各ターミナルからエアトレインに乗車し、ジャマイカ駅(Jamaica Station)へ向かいます。エアトレインの運賃は$8.50で、OMNYやMetroCardで支払います。
ジャマイカ駅では、LIRRに乗り換えてマンハッタンの中心部へ向かいます。主な到着駅は、ペンシルベニア駅(Penn Station)とグランドセントラル駅(Grand Central Terminal)です。LIRRの運賃は時間帯によって異なり、ペンシルベニア駅(Penn Station)への運賃は、ピーク時は約$7.00、オフピーク時は約$5.00です。
所要時間は約20〜25分で、地下鉄と比較すると特急のような快適な座席ですが、座席のスペースが狭く、また中央の通路が狭いので大きなスーツケースは座席まで持っていくのに苦労しますので注意です。
ちなみに、LIRRは結構空いていますので、座れる確率は高く、ペンシルベニア駅はジャマイカの次の駅ですので、結構楽だと思います。

チケットは、MTAの「TrainTime」アプリや、ジャマイカ駅で上の写真のような自動券売機で購入できます。
車内での購入は追加料金が発生するため、事前の購入をおすすめします。このルートは、荷物が多い方や時間を節約したい方に最適です。
ちなみにですが、チケットは電車の中で車掌さんがチェックをします。チケットに切れ目を入れたかと思ったらチケットはそのまま回収されて戻ってきませんので注意?しましょう。
ルート2:エアトレイン+地下鉄(E線またはA線)

エアトレインと地下鉄の組み合わせは、JFK空港からマンハッタンまで最も安価な移動方法です。
まず、空港からエアトレインでジャマイカ駅またはハワードビーチ駅へ向かい(運賃$8.50)、そこから地下鉄E線やA線に乗り換えます(運賃$2.90)。
ジャマイカ駅の場合はジャマイカ駅に着いたら、徒歩3分ほどのところにあるサットフィン・ブールバード(Sutphin Boulevard)駅の地下鉄に乗り換えることになります。ここは地下鉄のE線が通っていますので、目的地によってはこちらを使いましょう。
所要時間は合計で約60〜75分ほどかかりますが、24時間運行のため深夜や早朝でも利用可能です。
支払いは、MetroCardまたは非接触型決済のOMNYが便利で、手間もかかりません。

ただし、デメリットとしては、乗っている乗客に怖そうな人がいるので早朝深夜など人が少ない時間は特に注意他必要な点、そしてニューヨークの地下鉄の駅はエレベーターやエスカレーターが無い駅が多いので、荷物が重い、多い場合は不便を感じるでしょう。
しかし、交通費がジャマイカからマンハッタンまで2.9ドルと安いので費用を抑えたい方に最適なルートです。
各ルートの比較
🚆 エアトレイン + LIRR(ロングアイランド鉄道)
- 所要時間:約35〜45分(エアトレイン約10分 + LIRR約20〜25分)
- 費用:エアトレイン $8.50 + LIRR $5〜$7(時間帯による)=合計 $13.50〜$15.50
- メリット:
- 速くて快適。
- LIRRは座席が快適。(特急のようなイメージ)
- 混雑が少ない。
- オフピークチケットでさらにお安く
- デメリット:
- 費用がやや高め。
- LIRRの運行時間に注意が必要。
- 大きなスーツケースを置く場所が限られている(通路に出す感じなることも)
- 目的地によっては、マンハッタンで地下鉄に乗り換える必要がある
🚇 エアトレイン + 地下鉄(E線またはA線)
- 所要時間:約60〜75分(エアトレイン約10分 + 地下鉄約50〜65分)
- 費用:エアトレイン $8.50 + 地下鉄 $2.90=合計 $11.40
- メリット:
- 費用が安価
- 地下鉄は24時間運行しており、時間帯を問わず利用可能
- デメリット:
- 所要時間が長く、混雑する可能性がある
- 荷物が多い場合は不便。
- 治安面が心配(人が少なくなる時間は避ける)
まとめ
ルート | 所要時間 | 費用目安 | おすすめ度 |
---|---|---|---|
エアトレイン + LIRR | 約35〜45分 | $13.50〜$15.50 | ★★★★☆(速さ重視) |
エアトレイン + 地下鉄 | 約60〜75分 | $11.40 | ★★★☆☆(費用重視) |
速さと快適さを求める方には「エアトレイン + LIRR」ルートがおすすめです。
一方、費用を抑えたい方や時間に余裕のある方には「エアトレイン + 地下鉄」ルートが適しています。
旅行の目的やスケジュールに合わせて、最適なルートを選択しましょう。